2011年1月
新しい年になりました。教会の暦では元旦は「主イエス命名の日」です。クリスマスから七日目のこの日、あかちゃんに「イエス」という名前がつけられました。「イエス」とは「主は救い」という意味があります。
もう一つ、「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ」(イザヤ7・14)と預言されていたように、名前というよりはイエス様の存在を象徴する呼称として「インマヌエル」という名がありました。インマヌエルとは「神は我々と共におられる」という意味です。(マタイ1・23)
今年のお正月、「おめでとう」と言えない、言うのがはばかられるという方々がたくさんいらっしゃると思います。東日本大震災で愛する家族や友人をなくされた方々、津波や放射能汚染で被災された方々、また私たちのすぐそばにも家族をなくされ、喪中だという方や、ご病気、失業、経済的困難の中で悩み苦しんでいる方が多くいらっしゃいます。確かに「おめでとう」とは言えない現実があります。
悲しみや苦しみ、悩みを抱えながら多くの方々がクリスマスを過ごし、お正月を迎えました。しかし、「おめでとう」とはとても言えない私たちのただ中にイエス様はお生まれになり、「主は救い」であり、神様が私たちと共にいてくださると宣言する「主イエス命名の日」から、この一年が始まりました。
この新しい年、何があろうと、何が起ころうと、イエス様が私たちと共におられ、私たちの救いとなってくださることを信じます。
2012年1月 主教 ナタナエル 植松 誠

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